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Channel: 負け犬(自分)の遠吠え(弐)
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続きまして~

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紹介しようと思ってた映画を忘れてて、angelさんのとこで見た『ブラッド・ダイヤモンド』の記事を拝見させていただき、それに関連していいかもと思い便乗させていただきます。




『イノセント・ボイス ~12歳の戦場~ 』




少年兵を題材にした話です。
場所はエルサルバドル。中米にある国です。


論文の記事でも書きましたが、現在「児童の権利条約」では18歳以下の兵士・またそれに順ずる行為への採用を国際的に禁止しています。


しかし、国内紛争が絶えない地域やゲリラ戦が続いている地域では戦力の増強から子供兵を多く採用する非正規軍(ゲリラ等)や時に法を無視して正規軍(政府・準政府軍)までもが「子供」を多く戦闘に参加させているのが現状です。






なぜ、子供が使われるのか??

ゞ寡櫃鰺燭┐燭蝓∨稾瑤砲茲蠕召気┐垢譴弌反乱を起こさずに「従順」で「凶暴」な 戦闘員になる。

∪長過程にあり、大人に見つかりにくく、敵視されにくいためにスパイ行為や潜入に使 われやすい。

子供でも操作・分解可能な武器が数多く開発され、一般にも多く出回るようになったた め




時に子供たちは、地雷原を歩かされ『地雷探知機』の役目をさせられたり、敵の銃撃をかわすための『盾』の役割をさせられることがあるそうです。

そういった子供達が生きて帰ってこれる可能性は”0%”です。もし、生き残っても軍から虐待を受けたり、敵に捕まって仲間の情報を搾り出すために拷問をしたりされるそうです。



近年まで子供兵は30万人はいると言われていましたが、世界中には”隠れ”子供兵が数多く確認されているために80万は越しているといわれています。


子供兵は・・・

,気に言ったように隠そうと思えばいくらでも見つかることなく隠せる

貧困により、戸籍に登録されてないために確認できない

1浜楴債瓦覆匹砲茲蝓年齢の特定が難しい

だ長の早さから子供兵であったと断定できない

こういったことから見つからずに埋もれている兵士が大勢います。





さて、本題にもどりますが、エルサルバドルでは子供が12歳になると軍が強制的に連れ去っていきます。なので、たとえ12歳の誕生日を迎えようとも11歳のままで誕生会をしたり、口外しないようにしています。

しかし、学校にまでやってくる政府軍。そして、目の前で連行される友達。明日はわが身と震える子供達。この作品では描かれていませんが、子供兵とは男の子に限ったことではありません。
女の子であろうと容赦なく連れて行かれます。


戦場は町や自分たちの村で起こり、流れ弾に当たって命を落とす幼馴染。
そして、好きな女の子であっても巻き込まれてしまう。
ただ、それを見ているだけしかできない。



世界中では今も子供達が死と隣り合わせで生きていかなければならない。
その紛争をおこしているのは『武器』より生まれる『狂気』。


それを生み出しているのは武器を輸出して儲けを得ている先進国に他ならない。
戦争を生み出している国が平和をと口にする。全くばかげた話だ。







考えさせられる映画であることは間違いありません。マイナーではありますが探してご覧になってください。

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